「猫を迎えたいとは思っているけど、どんな生活になるのかよくイメージできない…。」
「猫を飼う上で覚悟すべきことも知っておきたい」
「犬とも迷っているけど、具体的にどんな違いがあるの?」
あの可愛らしい見た目と仕草で、私たちに癒しを与えてくれる猫ちゃん。
そんな猫を家族として迎えたい!と思っても、初めてだとイメージもわかず「本当に迎えて大丈夫だろうか…」と悩みますよね。
そこで本記事では、猫を迎えるにあたって知っておくべきメリットとデメリットを徹底解説していきます!
幼いころから猫と過ごしてきた私が、自身のエピソードも交えながら解説します!
・猫を飼う上でのメリット・デメリット(注意点)がわかる
・犬と迷った時の比較ポイントがわかる
・猫を迎えるための事前準備がわかる
この記事が、新しい猫ちゃんを家族に迎える為の手助けになれば幸いです。
それではさっそく見ていきましょう!
猫と暮らすメリット
猫の可愛さは無限大なので、いいところは山ほどありますよね。
ですが全部お話しているとキリがないので、まずは猫と暮らす上で、どんなメリットがあるのかを大きく4つに分けて解説していきます。
日々の幸福度が増す
猫と暮らすことで得られる最大のメリットとしては、猫の可愛さに癒されて毎日幸せな気持ちになれることです。
家に帰るとそこに猫がいてくれるだけで、嫌なことも忘れるほど温かい気持ちになれます。
猫に相談をして何か答えが返ってくるわけではないのですが、ただ側にいてくれるだけで大きな安心感を得られますよ。
生活習慣が見直される
猫を迎えるにあたって、家の中はもちろん綺麗に掃除しないといけません。
これは部屋を散らかしていると、猫ちゃんが誤食などする恐れがあるからです。
そしてご飯も決まった時間にあげて、朝には猫ちゃんの鳴き声で起こされます。
しかしこれがなぜ飼い主の生活習慣改善につながるかというと…
- 「猫の為に部屋を片付けないと…。」 →自然と整理整頓が習慣化される
- 「猫にご飯をあげる時間だ!」 →猫に合わせて食事の時間が規則正しくなる
- 毎朝だいたい同じ時間に猫の鳴き声で起こされる →起きる時間が固定される
でも猫が家に来ただけで、ほんとにこれだけ生活習慣がよくなるの?
それが猫かわいさに自然と私たちの生活も猫中心になって、規則正しくなるんです!
実際に私や周りの人も含めて、「猫が来たお陰で部屋が片付いてる!」や「毎朝起こされるから寝坊が減った」との声が出ています。
というように、いざ猫がお家にやってきたら、どんなに整理整頓が苦手でご飯の時間がバラバラだった人でも、自然と自分の生活も正されます!
ただ猫ファーストに生活を送っているだけで、同時に自分の生活習慣も正されるなんて一石二鳥ですよ!
家庭内が和む
日々の幸福度が増すのところでもお話したように、猫が家にいることで私たち人間は大きな幸福感を得ることができます。
つまり家族みんなが猫に癒されることで、自然と笑顔も増えます。
猫の話題があることで家族の会話も自然と増えますし、それによって喧嘩だって減るかもしれません。
そして猫が苦手だった家族が、いざ迎え入れたらすっかりデレデレになったという話も聞くので、それだけ家庭内に大きな影響をもたらしてくれるということですね。
命の尊さを学べる
これは特に小さいお子さんがいる家庭に言えることなのですが、猫を飼うことで小さい頃から命の大切さに気付くことができます。
猫と一緒に育つことで生き物への扱いを学び、それによって動物はもちろん、周りの人の痛みにも気付ける優しい子に育ちます。
私も幼い頃から猫と育ったことで、子供ながらに生き物や周りの人への気遣いを心がけていました。
そして猫は人間ほど寿命が長くないので、いつか必ずお別れがやってきます。
お別れはもちろん悲しいですが、そのお別れは意味があるもので、私たち人間に改めて「命の大切さ」を教えてくれます。
そしてその猫ちゃんと過ごした経験が、これから生きていく私たちにとって大きな財産になるはずです。
私も過去に愛猫とのお別れを経験しましたが、その子と出会えたお陰で改めて周りの人を大切にしようと思いましたし、自分自身も強く生きようと思いました!
猫と暮らすデメリット(注意点)
猫と暮らすことは、もちろんいいことばかりではありません。
しかし猫ちゃんを迎え入れてから、「猫と暮らすのは大変だから無理!」と手放すことは絶対に許されません。
家族として迎え入れる以上、猫のことをしっかり理解しておきましょう。
なのでここからは、猫を飼う上で覚悟すべきことを4つに分けて解説していきます。
お金がかかる
これは、どの動物を飼うにも言えることですが、猫ももちろん様々な費用がかかります。
猫にかかる費用を大まかに分けると…
費用 | 内訳 |
病院 | ワクチン・去勢避妊手術・ノミダニ予防・病気の治療・健康診断など |
ご飯 | ドライフード・ウェットフード・ちゅーるなどのおやつ |
日用品 | トイレ用品・爪とぎ・おもちゃなど |
ご飯やトイレなどの消耗品は理解している人が多いと思うのですが、通院費が思った以上にかかります。
若い頃であれば病院にかかることはあまりないですが、高齢になるほどもちろん病気のリスクも高まります。
入院や手術になると膨大な金額になると考えられるので、今は大丈夫でもこれから先は本当に大丈夫かどうかを長い目で見ておきましょう。
旅行がしにくくなる
猫は犬に比べて留守番が得意と言われていますが(1人時間が好き)、中には飼い主さんと離れたくないという子もいますし、何より飼い主が心配でたまらないですよね。
1人が平気と言っても、猫だけ数日置いておくなんて不安…
その気持ち、痛いほどわかります!
最近は自動給餌器や、トイレまでも自動で掃除してくれるものがあるみたいですが、猫ちゃん自身の体調が何より心配だと思います。
そこでおすすめなのがペットカメラです!
私もペットカメラを使っているのですが、猫ちゃんの様子が携帯から見れることはもちろん、なんとマイクで声掛けをすることもできるんです!
飼い主さんの声はするのに姿が見えないことで、かえって寂しくさせてしまうかもしれないのですが、離れているわが子に話しかけられるなんてすごいですよね。
猫ちゃんを飼うと遠出がしづらくなりますが、ホテルやペットシッターなど様々な方法があるので飼い主さんと猫ちゃんにあった方法をとってみてください。
掃除が大変
猫は毛が抜けるので、日々の掃除が大変です!
特に長毛種の子や、換毛期だとすごい抜け毛の量なので、服も部屋も毛だらけになってしまいます。
猫アレルギーを持っている家族がいたら大変なので、こまめな掃除が必須です。
家中ボロボロになる
猫を飼うと家中がボロボロになります!
もちろん一切お家を傷つけない子もいると思うのですが、子猫時代はやんちゃでなんにでも興味を示すので、傷はほぼ不可避かと思います…。
我が家の猫は、爪とぎを用意しているにもかかわらず壁で爪を研ぎます…
とくに賃貸に住んでいる場合は退去費用の為にも、できる対策を徹底的にしておくことをおすすめします!
コンセントをかじる子もいるので、安全のためにもご注意を。
犬と迷ったときの比較ポイント
今回は猫の魅力をお伝えしてきましたが、もちろん犬も可愛くてどっちを迎え入れるか迷いますよね。
そこでここからは、犬と迷った時の比較ポイントを詳しく解説していきます!
猫目線で書いていますが、最後に犬目線でのポイントも書いているのでぜひご参考ください。
鳴き声が犬ほど大きくない
猫も犬と同じように鳴くことで感情を表していますが、犬に比べたら鳴き声は大きくありません。
もちろん猫によって声の大きさは違ったり、発情期はよく鳴いたりと、一概に気にならないとは言えませんが、犬に比べたら声量は小さいかと思います。
そのため集合住宅などにお住まいで、声がご近所に響かないか気になるという方は、猫の方が飼いやすいかと思いますよ。
散歩が必要ない
散歩が必要な犬と比べて、猫は室内だけで過ごしても問題ありません。
仕事などで忙しい方は、散歩の時間をとるのも難しい時があるかと思いますし、猫だとその分の時間が必要ないのがメリットですね。
大きな家でなくても飼いやすい
犬は運動量が多いので、限られたスペースだとストレスを感じやすい可能性がありますが、猫の場合は犬ほど広いスペースはなくても大丈夫です。
猫は高いところがすきなので、広さというより家具の上などに登りたがります。
そのため、家の広さは猫にとって重要ではないですが、キャットタワーやキャットウォークがあると、猫ちゃんの自由度があがりますよ!
猫を迎えるにあたっての事前準備
「猫を飼うメリットと注意点はわかったけど、いざお迎えすることになったら具体的に何を準備すればいいの?」
初めて猫を飼う方だったら、何から準備してどこまで準備しておけばいいかわからないですよね。
そこでここからは、猫を迎え入れるにあたっての必要準備事項を解説していきます!
必ず必要になる用品を一通り揃えておく
これから猫をお世話していくにあたって、まず必ず必要になるものが以下の通り
- ごはん (子猫だとミルクなども)
- トイレ (トイレ本体・砂・ペットシーツなど)
- 爪とぎ
- ゲージ (家でのお留守番用や、通院のためのキャリー含む)
他にもベッドやおもちゃもありますが、その子その子によっての好き嫌いもあると思うので、とりあえず必ず必要になるものだけ揃えておくのがおすすめです。
脱走対策など環境を整えておく
外は事故などの危険がいっぱいなので、完全室内飼いにする家庭がほとんどだと思うのですが、その場合は脱走対策をしておくことをおすすめします。
外の世界に興味津々の猫ちゃんだと、洗濯を取り込むときのちょっとの時間でも、隙あらば脱走を試みます。
出てしまって遠くに逃げてしまったら、それはもう絶望です…。
我が家の猫は網戸すらも突き破って脱走していたので、自作のガードを設置しました…
そして家からの脱走の他にも
・階段・キッチン など危険がいっぱいです!
子猫であると、階段から落ちたら最悪骨折などもあり得ますし、キッチンは包丁など危ないものがたくさんあります。
まさに人間の子供と同じ感じです!
階段もキッチンも人間用のガードがちょうど使えるのですが、高さが低ければ猫ちゃんはいとも簡単に飛び越えますので、高めに設置するなど工夫が必要です!
近くの動物病院を把握しておく
子猫をお迎えした場合は、体調の変化が起こりやすいです。
そのため急な体調不良でも慌てず、すぐに病院に連れて行けるよう、近くの動物病院は必ず確認しておきましょう。
病院の休診日・口コミ・交通手段を事前に確認しておけば、落ち着いて対応することができますよ。
最後まで面倒をみる覚悟を持っておく
生き物を飼う以上、これは当たり前のことですが、家庭の事情などで手放すことを選ぶ人もいます。
それまで家族として過ごしてきた飼い主さんと離れることほど、猫ちゃんにとって悲しいことはないと思います。
そのため、その場だけの「かわいい」という感情で迎え入れるのではなく、「本当に最後まで面倒を見れるか」「もしものことがあった時は何か対応がとれるか」など必ず考えてください。
猫と暮らすデメリットでもお話した通り、もちろん大変なこともあるので、そこも含めて迎え入れられるかを家族全員で検討してくださいね。
まとめ 皆さんも楽しい猫ライフを!
この記事では、猫ちゃんと暮らす上でのメリットとデメリットを紹介してきました。
いいところも大変なところもある猫ちゃんとの暮らしですが、全部含めて最高の生活になること間違いなしです!
ぜひ猫ちゃんとの素敵な毎日を過ごしてくださいね。